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幸せは戻ってくるよ!

5月下旬から6月上旬にかけて、十勝では平地でもスズランを見ることができます。この小さく可憐で純白の花は、とても可愛いのです。帯広の市花はクロユリですが、私ならスズランをお薦めしたいところです。ちなみに、札幌市の市花はスズランです。

スズランの花言葉は、「幸せが再び戻ってくる」です。現在、コロナ関係あるいはその他の人生の試練の最中にいる方もいらっしゃるでしょう。でもいつか、必ずその苦しみは解決され、幸せが必ず戻ってくることを想像して、希望を持って生きていただきたいと思います。

幸せは必ずもどってくる!

2020年05月13日

木陰で日光浴 のすすめ

 一定時間、日光を浴びることは、心身を健やかにするために必要です。しかし、ご承知のとおり太陽光には有害な紫外線が含まれているし、日射病の危険があるので、長時間はできません。そこで私がお薦めするのが、木陰の中に入って行って、木漏れ日を浴びることです。時々木々の間から太陽を仰ぎ見て、また隠れたりするのです。風で木々が揺らぐと、陽の光りがきらめき、とても綺麗です。その時に薫風がほほをなでると、癒しの極致!幸福感で満たされますよ。

2020年05月14日

見上げてごらん

アカゲラが空を見上げています。仰ぎ見る姿というのは、なぜか感動的で敬虔で美しいのです。人が美しく、神秘的で、荘厳なものを仰ぎ見るとき。例えば、天空で輝く星を見上げるとき。

スマホを見ながら下を向いて歩く人が多いですが、暗い中で顔がスマホの明かりで照らされると、ちよっと怖いです。昼は青空や流れる雲、夜は星を時々見上げてみてはいかがでしょうか。自分が地球そして宇宙の一部であることを感じてみてください。

2020年05月16日

自分で考えて行動しよう

国や自治体の政策について、国民として市民として従うのは基本です。しかし、盲目的に何も考えずに隷属するのではなく、自分なりに情報を集めて、ファクトに基づき判断することが大切です。自分の意見を持ち、友人や知人を話し合ってみましょう。一人一人が、そのようなメンタルを持って行動することが、社会全体を不幸にしてしまう空気の汚れを防ぐことができるのではないでしょうか。

自分で情報を集め、考え、判断して行動しよう。個人が、そして社会全体が幸せになるかを考えてみよう。

2020年05月17日

ポジティブ・シンキングで乗り切ろう

「どんなに最悪な状況になったとしても、顔を上げて可能性に目を向けなさい。あなたの目の前に可能性は常にあり、いくらでも手の打ちようがあるのですから。」

人生哲学の名著『積極的考え方の力』の著者であるノーマンビンセント・ピール牧師の言葉です。現在、そしてこれからしばらくの間、この言葉は私たちにとって、心の支えとなるでしょう。積極思考で自らを励ますと同時に、周りの苦しんでいる方を勇気づけてあげてください。試練を乗り越えた先にあるものは、希望の未来しかありません。

2020年05月18日

必ず道は開ける

「ひとつの幸せのドアが閉じるとき、もうひとつのドアが開く。しかし、よく私たちは閉じたドアばかりに目を奪われ、開いたドアに気付かない。 (ヘレン・ケラー)

出口の見えない中で、経済、医療、福祉、教育、文化など様々な分野で多くの方々が、困難な状況に立ち向かっています。特に飲食、観光、ホテル、交通、文化芸術関係の方は倒産リスクという、切実な問題に直面しています。「もうだめだ。死ぬしかない」と思ってしまう方もいるでしょう。でも、絶対に諦めないでください。必ず道はあります。別のドアを見つけてください。

 

2020年05月20日

笑顔で行こう!

「人間は幸せだから歌うのではない。歌うから幸せになるのだ。」(ウィリアムズ・ジェームズ)

苦しい時こそ、笑顔を意識しましょう。苦しい時に、苦しい顔をすると、暗い想念に支配されてしまいます。そうすると、悪の循環から抜けられなくなってしまいます。ここで踏ん張り、努力して笑顔をつくっていくと、心が執着から解放されて良い考えが浮かび、問題解決につながります。その時、幸福の天使があなたに微笑みかけるのです。

2020年05月21日

人は何のために生きるのか。

 専門家会議の『新しい生活様式』を見ると、悲しくなります。「おしゃべりは控えめに。歌や応援はオンラインで。冠婚葬祭や親族行事において、多人数での会食は避ける等々。」こんな生活をしていたら、これまで築いてきた文化や絆が断ち切られてしまいます。人が人である理由は、社会性であるはずです。

 人生の目的とは、肉体の保全を図ることだけではなく、多くの方と触れ合い、様々な経験を積んで心を豊かにすることです。活動をしていく中で事故や病気や怪我をすることもありますが、そのリスクを承知の上で、心を向上させるために生きているのです。行き過ぎた管理社会は、幸福な社会とは言えません。

 

2020年05月24日

上を向いて歩こう

「悩み事は、散歩して忘れるのが一番だ。まあ、ちょっと外へ出てみたまえ。ほら、悩みごとなんか、翼が生えて飛んで行ってしまう。」(デール・カーネギー)

 部屋の中で、いろいろと考えすぎていると、心が暗くなってしまうことがあります。同じ事が何度も頭の中を駆け巡り、悩みの糸が複雑に絡み合ってしまって、ほどけなくなってはいませんか。

 そんな時は、 外に出て歩いてみましょう。何も考えなくて良いのです。時々立ち止まり、空を見上げて、青い空と流れる雲を眺めて、深呼吸をしてみてください。悩みの糸が、少しほぐれてきたでしょう。その調子、その調子。

2020年05月28日

感謝の心

荘厳な朝日、輝く太陽、緑の木々、可憐な花々、かわいい小鳥、小川のせせらぎ、そよぐ風、美しい夕焼け、きらめく星々。大自然のあらゆる恵みに感謝しよう。

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、友達、先生、上司、同僚、部下、隣のおじちゃん・おばちゃん。この世で出会えた人々に感謝しよう。

感謝の心を持てるとき、人は幸福です。

2020年06月02日

苦難は心の向上の糧

 悩みに心を支配され、人生最悪の状態だと思って苦しんでいる時。「もうだめ。死んだ方が楽」と考えてしまうこともあるかもしれません。でも、あきらめないでください。長い人生において、苦しくて不幸感覚が強い時期が訪れる時はあります。しかし、その状態が何年も続くことはなく、解決されていくのです。自分の努力や他の人の助けによって、悩みは解決できるのです。問題に取り組み解決したことによって、あなたの実力は向上し、他の人を助けてあげられるようになります。苦難は心の向上の糧でもあるのです。

2020年06月04日

ヒーリングスポット ①能取岬

 網走の能取岬は、道内有数のヒーリングスポットです。浅い岩礁帯の上を、波が静かに流れて来る様子を見ると、心が洗われます。オジロワシが上空を舞い、岩礁帯ではアオサギがくつろいでいます。荘厳な朝日は、穏やかな海面に光りの帯を描き出し、沈み行く夕日もまた、美しい。冬は、サハリン方面から旅をしてきた流氷に覆われます。13世紀頃までこの地に文化を築き消滅したオホーツク人に思いを馳せると、ロマンがよみがえります。

2020年06月07日

エゾカンゾウは元気をくれる花

 エゾカンゾウは、北海道では6月中旬頃から7月中旬ぐらいまで、主に湿原や海岸地方で見ることができます。オレンジがかった黄色の、肉厚な花びらが特徴です。清楚でいて、芯の強さを感じる花、見ていて元気になる花です。エゾカンゾウというと、三浦綾子さんの名作『天北原野』を思い出します。若い頃、この作品を読んでこの花が好きになり、エゾカンゾウのような女性と出会えたらと思ったものです。夢は叶いませんでしたが。(T_T)。ちなみに花言葉は「憂いを忘れる」です。

「だが、このエゾカンゾウの花は、素朴で真実で、そして気品があって、誰かさんみたいだ」考介はちらりと貴乃をみた。(天北原野(上)より)

2020年06月09日

なぜ自然は美しいのか

「貴乃はふと、戦争のあった日々も、樺太に生きていた毎日も、いや、人のまだ住まなかった太古の昔から、この原野には、毎年エゾカンゾウが一面に咲き、あの利尻富士はあのように美しかったのかと、深い感動を覚えた。この自然が美しくつくられていることに、貴乃は言い難い感動を受けたのだ。」(三浦綾子 『天北原野』)

 三浦さんの言葉に、深い共感を覚えます。もしこの大自然が、すべて偶然にできたものであるなら、美しくない自然もたくさんあるはずです。しかし、やはり自然は美しく、見る者に感動を与えます。そこに、大いなる存在の愛を感じずにはいられません。私はそう思います。

 

2020年06月13日

ヒーリングスポット② 然別湖

 然別湖は、火山活動により形成された湖です。湖の標高は800メートルで、冬は結氷します。標高1200メートルほどの火山群があり、登山道のある山が5つあります。中でも、白雲山は人気があり、頂上からは湖を眼下に望み、ウペペサンケ山、二ペソツ山、旭岳、十勝岳などを見ることができます。この周辺には氷河期の生き残りであるナキウサギが多く生息しており、道内各地から愛好家が訪れています。

 ルリビタキ、エゾライチョウ、クマゲラ、コマドリなど森林性の野鳥も多く、バードウォッチングも十分に楽しむことができます。帯広から車で1時間半ぐらいで来ることができる十勝を代表するヒーリングスポットです。

 

2020年06月14日

ヒーリングスポット②然別湖(後編)

 然別湖周辺の魅力は、動物や地形だけではありません。多様な草花を楽しむことができます。ハクサンチドリ、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、エゾイソツツジ、チシマヒョウタンボク、ミヤマオダマキ等々。特にお薦めしたいのが、6月上旬から中旬にかけて、湖畔の遊歩道に咲くツバメオモトです。大きな葉と、細く長い茎に、清楚でかわいい小さな花が集まって咲いています。ツバメオモトの花言葉は「和解」だそうです。和解したい方がいるなら、この花をイメージしながら、語りかけてみてはいかがでしょうか。

2020年06月16日

自らをマネジメントしよう

「働く者が自分の組織よりも長生きするようになった。その結果、人は自らの一生をマネジメントしなければならなくなった」(P・F・ドラッカー)

「マネジメント」は、会社など組織だけの言葉ではなくなりました。多くの人が、知識を資源として仕事をする知識労働者(ナレッジワーカー)となった21世紀においては、常に学び続けてスキルを向上させることが求められています。また、厳しい競争社会の中で発生するストレスをマネジメントして心身の健康を保全することが、年金をあてにできず、定年後も働かなくてはならない生涯現役時代に対応するためにも重要です。私たちは、自らが自らを、主体的に責任感を持ってマネジメントしなくてはならない時代に生きています。

2020年06月20日

今日を精一杯生きる

「われわれは現在だけを耐え忍べばよい。過去にも未来にも苦しむ必要はない。過去はもう存在しないし、未来はまだ存在していないのだから」 (アラン)

 現在の状況が苦しくて、こんな状況が何ヶ月も続くなんて耐えられないと思い悩んでいるなら、とりあえず、今日一日を何とか生ききろうと思ってください。過去に起きた失敗や挫折にいつまでも捕らわれてはいけません。また、将来に起きるであろう不幸な出来事を想像して、取り越し苦労してはなりません。一日一生の思いで生き抜くことです。半年後、あるいは一年後、何とかなっている自分を発見するはずです。どうしてあんなに悩んだのだろうと思っているはずです。

2020年06月23日

逆境の時こそ

「逆境の中にはすべて、それ相応かそれ以上の大きな幸運の種子が含まれている」(ナポレオン・ヒル)

 人生の様々な局面において、苦しみや悲しみの時はやって来ます。しかし、その逆境の時期にこそ、あなたが成長し幸福になっていくための種が播かれているのです。渦中にあるときは気づかないのですが、あとになってわかるのです。みんな、そうして乗り越えてきたのです。だから、あなたも必ず幸せになれます。

2020年06月25日

雨の日と月曜日は

「過去と未来を鉄の扉で締め出し 今日だけを見て生きよう」(デール・カーネギー) 

雨の日や、月曜日に迎える朝は、憂鬱なものです。これが重なった日は最悪。「ああ、また長い一週間が始まるのか。重ーい」と思ってしまいます。そんな時は、「今日一日をなんとか生き抜こう。一日と思えば、どんな苦労も耐えられる。今日を楽しむぞ」と自分を励ますのです。(今回のタイトルはカーペンターズの名曲から引用しました。)

2020年06月28日

ヒーリングスポット③芽室町嵐山展望台

 芽室町の新嵐山スカイパークは、宿泊施設、ゴルフ場、スキー場、遊歩道などを有するリゾートエリアです。標高350メートルの展望台からの眺望は素晴らしく、日高山脈が間近に連なり、十勝平野の向こうには東大雪、十勝岳連峰、さらには雌阿寒岳も望むことができます。帯広からは40分ぐらいで行くことができます。十勝平野のパッチワーク、さえぎるものがない360度のスカイパノラマ。気軽に行ける身近なヒーリングスポットです。

2020年07月01日

ヒーリングスポット④十勝海岸 湧洞沼

 十勝の海岸には、いくつかの湖沼と原生花園があります。数は多くありませんが、タンチョウも繁殖しています。湧洞沼(ゆうどうぬま)は、豊頃町市街から、南に約30km離れた太平洋岸に位置する周囲約19kmの湖です。周辺には美しい原生花園が広がっており、7月上旬にはエゾカンゾウなどの群落を楽しむことができます。展望台から、長く伸びる太平洋の海岸線と湖を眼下に見下ろすと、開放感に満たされます。

2020年07月04日

ヒーリングスポット⑤ 帯広市野草園

 帯広市野草園は、緑ヶ丘公園内に位置し、付近には帯広市百年記念館、帯広市児童会館、おびひろ動物園などの施設があります。駅から車で10分足らずで来ることができるロケーションでありながら、多くの草花を楽しむことができます。樹木も多いことから、野鳥やエゾリスたちも安心して遊びに来るので、とても賑やかです。気軽に訪れることのできる、街中のヒーリングスポットです。

 

2020年07月08日

すでに起こった未来は何か

事業を行う者にとって重要なことは、「すでに起こった未来」を確認することである。(P・F・ドラッカー)

 Withコロナ、そしてAfterコロナの時代を生きるなんて、半年前には想像もできませんでした。しかし、嘆いてもしかたがありません。この激動の時代を生き残るためには、国や自治体に頼るのではなく、自分自身で情報を集め、今後の情勢を判断していかなくてはなりません。すでに現われている様々な事象の中からトレンドを見極めると、未来に起きるであろうことが見えてきます。セルフヘルプそして、サバイバル。

 

 オジロワシ(豊頃町)

2020年07月09日

ヒーリングフォトとミュージック

 疲れた時は、ヒーリングミュージックを聴きながら、ヒーリングフォトを見てリラックスしましょう。癒しフォトなら本サイトをご活用ください。癒し音楽で、お薦めなのは、神山純一さんと広橋真紀子さんです。アマゾンプライム会員なら、追加料金なしで楽しめます。

 私はCDやパソコンの音楽ソースをブルートゥースで防水スピーカーに飛ばして、お風呂で楽しんでいます。リラックスし過ぎて眠ってしまい、溺れそうになったこともありますが。

アカハラ 芽室町嵐山

2020年07月11日

心の力で

 不安や恐怖にとらわれると、憂鬱な気分から抜け出せなくなってしまいます。そんなときは、積極的な思いで自分を励ましてください。「自分はできる。自分は明るくなる」と、自分の心に何度も語りかけるのです。そして、努力して笑顔をつくり、明るく振る舞うことです。にこやかに幸福に振る舞いながら、同時に沈鬱でいることはできません。心の力で、人は変わることができるのです。 

 

2020年07月13日

他の人を笑顔にしよう

「他人に興味を持つことで、自分自身を忘れよう。善いことを毎日して、他の人を笑顔にしよう。」(デール・カーネギー)

 悩みの渦中にあるときや、心がうつ状態の時は、自分のことしか考えることができません。こんなときは考えを転換させ、自分にだけ集中していた意識を、他の人に向けるようにしましょう。「苦しいのにそんな事できない。」と思うでしょうが、それは可能なのです。こんなことを言って笑わせようと、努力してみてください。多少すべっても大丈夫。相手にはその気持ちが伝わりますから。


  上士幌町糠平湖

2020年07月15日

恐怖心に負けるな

 今から私は、旅の途中で出会う敵の名を挙げよう。それは必ず倒さなければならない敵だ。その最たるものは「恐怖」である。(ナポレオン・ヒル)

 恐怖心は、人類が外敵などの危険からを身を守るために必要な本能でもあったため、誰もが持っているものです。しかし、この感情に執着してしまうと、幸福な人生を送ることができません。これを克服するためには、恐れるものをしっかりと見つめて良く知り、必ず乗り越えられると信じることが大切です。コロナ過についても、恐怖心が過剰な反応を起こして情勢を悪化させてしまった感があります。恐怖心に負けるな!

ルリビタキ(メス)然別湖

2020年07月17日

ネオワイズ彗星

 19日夜、話題のネオワイズ彗星を観ました。1996年の百武彗星、1997年のヘールボップ彗星以来、本当に久しぶりに肉眼でも尾が見える彗星を観ることができました。今回は、両彗星に比べると見劣りしますが、それでも感動しました。次に肉眼彗星を観ることができるのは、いつなのでしょうか。まずは、10年後に北海道で観察できる金環日食を楽しみに生きていきます。

2020/7/19午後9時 陸別町

2020年07月20日

ヒーリングスポット⑥美幌峠

 美幌峠は、阿寒国立公園内の、美幌町と弟子屈町の境界線上にある標高525mの峠です。眼下には日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖」が広がり、斜里岳、雄阿寒岳、摩周岳などを望むことができます。空気の透明度が良いときは、オホーツクの海岸線も確認できます。北海道の峠の中でも、スケールと開放感はナンバーワンと言って良いでしょう。

2020年07月23日

トルストイと宮沢賢治

確実に幸福な人となるただ一つの道は人を愛することだ。(トルストイ)

人間は他人のことを思いやって行動し、よい結果を得たときに、心からの喜びを感じるものである。その喜びこそ、人間愛に基づく本当の「幸せ」なのである。(宮沢賢治)

『復活』『戦争と平和』などの名作を生んだロシアの文豪トルストイ。『銀河鉄道の夜』などで知られる宮沢賢治。二人の作品を読んで感じるのは、「愛」です。村上春樹でメタファーの世界を楽しむのも良いですが、真に魂を揺さぶられる読書も良いですよ。     


 能取岬

2020年07月26日

ヒーリングスポット⑦ワッカ原生花園

 ワッカ原生花園は、サロマ湖のオホーツク海側の砂州にあります。ハマナス、カワラナデシコ、エゾスカシユリ、センダイハギなど300種類の草花が咲き、ノゴマ、ベニマシコなど草原性の鳥がのどかにさえずります。爽やかな潮風を感じながら、遊歩道やサイクリングロードを行けば、天国にいるような幸せな気分になります。

2020年07月29日

ヒーリングスポット⑧美瑛の丘

 上川郡美瑛町にある「美瑛の丘」。丘陵地の畑と防風林が、心地良い解放感とリズム感を持ったメロディを奏でることで、ここでしか見られない絶景を創り出します。「マイルドセブンの丘」、「親子の木」、「セブンスターの木」、「ケンとメリーの木」などCMに登場した名所を巡るのも楽しいですが、人があまり行かないところで「自分だけの場所」を見つけるのも良いでしょう。

 

2020年08月03日

その手で希望の光を消さないで

 先月、俳優の三浦春馬さんが自殺をするという悲しい出来事がありました。日本では、統計上、年間2万人以上の方が自殺で亡くなっていますが、この数値は氷山の一角であり、実際はもっと多いと思われます。今後、コロナ禍による失業や倒産が本格化すれば、自殺者が増加することが危惧されます。

 この世に命を与えられ、両親を始め多くの方々に支えられて生きてきたのです。どんなに苦しくても、自殺をしてはいけません。苦しみを通して魂を向上させることが生きる目的なのです。どんな厳しい状況になっても、希望を持って諦めずに生きていれば、必ず未来は開けてくるのです。神様は、その人が背負えない重荷を課することはしません。だから、その手で希望の光を消さないでください。

<大雪山の夏>




2020年08月05日

マイナスをプラスに変える考え方

 「運命にレモンを手渡されたら、レモネードをつくってみよう」(デール・カーネギー)

 ここで言う「レモン」(酸っぱいもの)とは不幸や災難、失敗などのマイナス状況を、「レモネード」(甘いもの)とは、成功や幸福などのプラス状況を意味しています。もし困難な状況が訪れたとしても、人生を嘆き自分を哀れむのではなく、前向きに生きる考え方を持ちましょう。ネガティブ思考をポジティブ思考に置き換え、幸福を創造するのです。

 

      

2020年08月08日

思いは実現する

「気高い夢を見ましょう。そうすれば、あなたは夢見たとおりの存在となるでしょう。あなたの抱くビジョンと理想は、未来のあなたの姿そのものなのです。」(ジェームズ・アレン)

 「自分には才能がないから、成功できない。」といつも思っている人は、最後まで成功できません。思いを明るくし、積極的で創造的なものに変えていきましょう。「自分は必ずできる。自分は成功して、社会を良くし、人々を幸福にできる。」と信じ、成功したビジョンを心に描き続ければ、必ず実現します。

2020年08月11日

自分を認めよう

 「できない自分を責めている限り、永遠に幸せにはなれないだろう。今の自分を認める勇気を持つ者だけが、本当に強い人間になれるのだ」(アドラー)

 自分を愛し、許し、認めましょう。確かに失敗したり、人に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。でも、長所がまったくない人間はいませんし、自分と会って嬉しいと言ってくれる人もいるはずです。自分を認めることができる人は、他の多くの人も認めることができます。だから、幸福への道を歩んでいけるのです。

<ノゴマとベニマシコ>

2020年08月15日

人を許そう

「もしほんとうに人を愛したいと願うなら、許すことをしらなければなりません。」(マザー・テレサ)

 今、あなたに冷たく、厳しく接している人がいるかもしれません。その人を憎い、許せない、と思うこともあるでしょう。もう会いたくない、と思うこともあるでしょう。でも、考えてみてください。同じ時代に、同じ場所で生きているということは、縁のある方なのです。誰もが、先の見えない中で懸命に生きているから、ぶつかり合うこともあるのです。人生という舞台の上で、共に演じている仲間です。許し合いましょう。

<帯広市緑ヶ丘公園>

2020年08月19日

おめでとう!佐藤琢磨

 43歳の佐藤琢磨選手がまた、やっちゃいました。インディ500レースで2度目の優勝です。モータースポーツに興味のない方は、ご存じないかもしれませんが、世界三大レース(F1モナコGP、ルマン24、インディ500)で2度も優勝することは、大変素晴らしいことです。

 佐藤選手は、ホンダF1第二期(1998~2006年)にF1ドライバーとして活躍しました。しかし、この時期のホンダは9年間でわずか1勝という、不本意な時代でした。もし、このときにホンダが競争力の高いマシンを用意できていたら、日本人初のF1優勝ドライバーになっていたと思います。

 F1ファン、ホンダファンある私はずっと佐藤選手にも注目していましたが、本当に嬉しいです。年齢を重ねても努力を惜しまず、チャレンジする姿勢に感動しました。おめでとう。そして、ありがとう!

<テレビ朝日 報道ステーションより>

 

2020年08月24日

本田宗一郎とセナ

 1986年から1992年頃、日本はF1ブームに沸きました。このときは、ホンダがエンジンサプライヤ-として参加し、黄金期を築きました。古館アナのマシンガントーク、Tスクエアのかっこいい音楽、アイルトン・セナの鬼神の如き走りに魅了されたものです。しかし、1991年に宗一郎が亡くなり、ホンダは1992年にF1から撤退、さらに1994年にセナがレース中に事故死してしまいます。

 ここに宗一郎とセナのツーショットの写真がありますが、二人ともとても良い笑顔です。お互いに認め合っていたことが伝わってきます。夢と感動を与えてくれた二人のヒーローも、天国から今回の佐藤琢磨の偉業を讃えていることでしょう。

   

 

2020年08月25日

ヒーリングスポット⑨岩内自然の村

 帯広駅から車で50分、日高山脈の麓にある峡谷が岩内仙峡です。秋には毎年紅葉まつりが開催されて賑わいます(2020年度は中止)。周辺にある岩内自然の村には宿泊施設があり、超リーズナブルな価格で利用できます(施設は古いですが、きれいに管理されています)。昼は、釣りやバードウォッチング、夜は満天の星を堪能できます。近隣には、最近整備されたオートキャンプ場もありますが、野性味溢れるアウトドアを体験するなら、こちらがお薦めですよ!

2020年08月30日

敬老の日のヒーリングショット

 敬老の日、目覚めて時計を見ると、何と午後1時でした。アマゾン・プライム・ビデオでプリズン・ブレイクシーズンⅡを一気に見て疲れたせいでしょうか、貴重な連休の半日を寝て過ごしてしまったことに後悔の念が沸いてきましたが、気を取り直して出かけることにしました。向かった先は芽室の嵐山です。

 2時間ほど過ごしましたが、展望台からの十勝平野、森を流れる清流、愛らしいエゾリスなどに癒やされました。結局、いい一日でした。

2020年09月21日

ヒーリングスポット⑩オンネトー

 阿寒湖温泉街から帯広方面に向かって20㎞ほど車で走ると、周囲約2.5㎞の小さな湖オンネトーに着きます。五色沼とも呼ばれるように、季節や時間によって湖水の色が変化する神秘の湖です。周囲は、車道と遊歩道に囲まれていますが、車道からは雌阿寒岳と阿寒富士を望むことができます。湖面に映るその美しい姿は、絶好のシャッターチャンスです。

 

2020年09月26日

苦難の受け止め方

「苦難に会った時に、それを災難と思って嘆くか、試練だと思って奮い立つか、その受け止め方が大事ではないでしょうか。」

「しかし、正しい者に災いがあるのは、どうしてもわかんねえなあ」修平がうめくように言った。と、拓一が言った。

「叔父さん、わかってもわかんなくてもさ、母さんの言うように、試練だと受け止めて立ち上がった時にね、苦難の意味が分かるんじゃないだろうか。俺はそんな気がするよ」(三浦綾子作 『続泥流地帯』より)

 大正15年に起きた十勝岳大噴火を題材にした三浦綾子さんの『泥流地帯』には、大自然の脅威に翻弄されながらも、前向きに生きていこうとする人々の姿が感動的に描かれています。人生は冒険であり、スリリングな旅です。その道程で、苦難は避けられません。しかし、その苦難を通して人は成長し、魂が向上します。それが、生きる意味でもあるのです。

  <十勝岳>

2020年09月28日

一休みしてはいかが

 「疲れた人は、しばし路傍の草に腰を下ろして、道行く人を眺めるがよい。人は決してそう遠くへは行くまい」(ツルゲーネフ)

 仕事でも私生活でもやることが一杯あって、休めないと思っていませんか。とにかく何かをしていなくては、気が済まないという方は多いのではないでしょうか。もちろん、努力を惜しまないことは大事ですが、いつのまにかストレスが蓄積されて、気づいた時は心身に変調を来していたということにならないように、一休みしましょう。自然の中で、緑の風を感じながら、青空を流れていく雲を眺めて、リラックスしましょう。

2020年10月03日

三国峠から

 10月10日、帯広から北海道の国道の中で最も高い峠である三国峠に向かいました。糠平湖までは曇りの天気でしたが、三国峠を越えると、青空と太陽が迎えてくれました。遠くに見える表大雪の頂きは、白い雪に覆われていましたが、数日後、三国峠にも雪が降ったとのニュースを聞き、冬の到来が間近いことを感じました。

2020年10月17日

不幸を愛していないか

 「結局のところ、最悪の不幸は決して起こらない。たいていの場合、不幸を予期するから悲惨な目にあうのだ」(バルザック)

 「不幸を愛する?そんな人間がいるわけない。」と思う方は多いでしょう。誰もが幸福になりたいはずです。しかし、不幸を自分で引き寄せてしまう方は、少なくないのです。心を見つめてみて、そういう自分を発見したら、思いを積極的で明るいものに変える努力をしましょう。幸福を愛しましょう。

 <岩内仙峡>

2020年10月23日

時にはシンプルに行こう

「人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ。人生は極めてシンプルである」(アドラー)

 悩みを解決しようとして考え続けていると、様々な考えが浮かんで、複雑になりすぎて、どうして良いか分からなくなってしまうことがあります。そんな時は、深呼吸しながらリラックスして、一旦心を空っぽにし、シンプルに考えてみましょう。真理は単純なことが多いものです。

<帯広市緑ヶ丘公園>

2020年10月28日

良い種をまこう

「目の前の現実は、あなたの思いという「原因」がもたらした「結果」なのです。人生を決定するのは、自らがまく種、あなたは、あなたの人生の総合監督であり、総合責任者なのです。」(マーフィー)

「自分には才能も運もないし、成功なんて無理だ」というような否定的なイメージを持っていると、自己実現は難しいものとなってしまいます。「私はできる!」という肯定的な思いで、自分の心を明るく照らし、暗い想念を吹き飛ばしましょう。腹式呼吸をして心の波長を整えてから、潜在意識に語りかけてみてください。自分自身を、粘り強く、説得していくのです。

<芽室町 嵐山>

2020年11月09日

明日はもっと良くなる

「昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう」(アインシュタイン)

 失敗や挫折があったとしても、いつまでも後悔したり、自分を責めることは辞めましょう。そこから得た学びを、今後の人生に生かすことを考えてください。そして、今日を一日一生の思いで精一杯生きましょう。良い仕事をし、出会った人には優しい思いやりの心で接しましょう。

一日が終わるとき、「今日も疲れたなあ。まあ自分なりに頑張った」と自分を褒めてあげてください。それから、「よし、明日はもっと頑張るぞ。もっともっと自分はできるはずだ」と、期待して眠りに就くのです。

<晩秋の芽室町嵐山、アカゲラ、ミヤマカケス、剣山>

2020年11月19日

遠くを見よう

ふさぎ込んでいる人に言いたいことはただ一つ。「遠くに目をやろう」(アラン)

パソコンやスマホばかり見ていないで、遠くの山並みや星空を眺めてみましょう。目の緊張をほぐし、心を解き放ち、自分が大自然の、大宇宙の一部であることを感じとってください。深呼吸(腹式呼吸)をして、悩みも一緒に吐き出しましょう。

<日高山脈、ネオワイズ彗星、芽室町嵐山のエゾライチョウ>

2020年11月28日

お帰りなさい

はやぶさ2が長い宇宙の旅を終えて、帰還しました。本体は、カプセルを投下後、別のミッションに向けて再度旅立ちます。前回の時は、大気圏に突入して燃え尽きる本体の姿が印象的でしたが、今回は「お疲れのところ、申し訳ありませんが、また頼みますね!」といった感じです。

日本の宇宙探査技術も世界に誇れるところまできました。また、小型衛星打ち上げに挑んでいる大樹町のインターステラ・テクノロジーも、頑張っています。今は大変厳しい時代ですが、夢の未来に向けた歩みも着実に進んでいると思うと、嬉しいです。久しぶりに明るい話題をありがとう。

<2020年春セレクション:十勝幌尻岳、シジュウカラ、ウソ、クリンソウ、ノゴマ、スズラン>

 

2020年12月05日

歓喜の歌

「抱き合おう、諸人(もろびと)よ!この口づけを全世界に!兄弟よ、この星空の上に、父なる神が住んでおられるに違いない」(シラー)

今年は、ベートーヴェン生誕250周年の年です。毎年12月には第九のコンサートが開かれますが、先日NHKのTV番組で、レナード・バーンスタインとウィーン・フィルの、1980年度レコードアカデミー大賞を受賞した名演奏が放映されていました。バーンスタインのエネルギッシュでオーラに満ちた指揮、ウィーンフィルの豊麗な響き、豪華な独唱者たち、圧倒的でした。今年はコロナ禍で大変な年でしたが、力強く希望に満ちた第九の演奏が、心に染みました。苦悩を乗り越えて、歓喜へ。

<2020年夏セレクション 然別湖、エゾカンゾウ、オジロワシ、美瑛の丘、能取岬、日高山脈>

2020年12月11日

来年は良い年でありますように

 今年は、かって経験しなかったような激動の年でした。年初には、コロナ禍がここまでひどくなるとは、想像していませんでした。来年も、私たちは、ひどい乱気流の中を、低空で航行しなければならないかもしれません。でも、悲観することはありません。
 どんな厳しい状況下でも、明るい心と希望を持ち続け、笑顔で乗り越えていきましょう。真面目に、地道に、コツコツと自助努力の精神で生きていきましょう。自分を励まし、周りの人も励まし、皆で力を合せて、道を拓いて行きましょう。夢と希望の未来へ。

<2020年秋セレクション 岩内仙峡のシマリス、三国峠、帯広市緑ヶ丘公園、芽室嵐山のエゾリス>

2020年12月19日

たとえ何があろうとも

 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。さて、昨年は厳しい年でしたが、今年はどうなるのでしょうか。コロナがすぐに収束することは考えにくいですし、自然災害、経済危機、食糧危機など様々な困難が予想されます。アメリカの大統領選挙の結末も、世界と日本に大きな影響を与えそうです。中国に対する警戒も怠ってはならないでしょう。
 しかし、何があろうとも、日はまた昇ります。一人一人が明るく積極的な考え方で努力していけば道は開ける、と信じます。試練を乗り越えて、希望の未来へ。

<能取岬、十勝川(豊頃町)、芽室町嵐山>

2021年01月01日

星を見よ

「監獄の鉄格子から、二人の囚人が外を見た。一人は地面のぬかるみを見た。もう一人は星を見た」(ラングブリッジ『不滅の詩』)

デール・カーネギーが名著『道は開ける』の中で、紹介した詩です。人生の途上で出会う様々な苦難や困難を、ただ耐えるだけでなく、その中から教訓を見いだして、心の向上の糧としていく生き方を説いています。マイナス状況を否定的にとらえず、積極思考でプラスに変えていく考えを身につけたら、人生に勝利するしかありません。

<十勝川(清水町)、十勝幌尻岳(芽室町)、美幌峠>

2021年01月09日

心の力でウィルスに勝つ

「心を強化し、浄化する人は、体に害をもたらす病原菌を恐れる必要はなくなります。肉体を一新したいなら、心を美しくしましょう。」(ジェームズ・アレン)

 コロナウィルスに勝つためには、ワクチンよりも、心身の免疫力を高めることが重要です。インフルエンザでもそうですが、ワクチンを接種しても、罹る人は罹るのです。バランスの良い食事をとって、よく眠り、毎日を明るく、笑顔でストレス・フリーの生活をおくっていれば、コロナなんかに負けません。心の力は、偉大なのです。

<美瑛の丘、斜里岳(網走から)、十勝岳連峰(サホロから)、ツグミ(然別)>

2021年01月15日

チェンジ・リーダーとなる

「急激な構造変化の時代を生き残れるのは、チェンジ・リーダーとなる者だけである。チェンジ・リーダーとなるためには、変化を脅威ではなく、チャンスとして捉えなければならない。」(P・F・ドラッカー)

 今日のような超乱気流の時代では、変化を避けることはできません。変化に対応するためには、本物の変化を見分け、それらを変革の機会として、イノベーションの源泉として利用しなければなりません。リスクを恐れず、新しい価値を創造し、チェンジ・リーダーとなって、成功への道を進むのです。

<芽室町、エゾリス(帯広市)、十勝川(清水町)、ハクチョウ(帯広川)>

2021年01月26日

命の使い方

「組織として、また個人として、どのようなことで人々に記憶されたいのか。使命は今日を超越したものであるが、今日を導き、今日を教えてくれるものである。」(P・F・ドラッカー)

 使命、ミッションという言葉は、なぜか胸を熱くする響きがあります。すべての人は、それぞれ固有の使命をもって、この世に生まれてきます。「自分はこの道で命を燃やし、輝き、世の中の発展に貢献するのだ。」と決意して、このスリリングでリスクに満ちた世界の冒険を楽しんでいるのです。あなたは、何によって人々に記憶されたいですか?

<十勝川(清水町)、十勝幌尻岳(帯広市)、能取岬、鶴居村>

2021年02月04日

心をきれいにしよう

「たとえ少しの時間であっても、穏やかな考えを持つようにする。これまで目にしたことがある穏やかな光景を、心に蘇らせるのもいい。平和な風景を心に描くことが、気持ちを癒やす薬になる。できれば毎日、こうした風景を心に映し出すといいのである。」(ノーマン・ビンセント・ピール)

忙しい毎日を送っていると、心は疲れ、汚れ、サビがついてしまいます。その日の汚れは、その日のうちに浄化するのが、心労をためないコツです。クラシック音楽や、ヒーリング音楽を聴きながら、美しいネイチャーフォトをテレビの大画面に写し出して観ると効果的ですよ。

<狩勝峠、十勝川(清水町)、十勝幌尻岳(中札内村)、流氷(網走)>

2021年02月13日

幸福を習慣化しよう

「幸福の習慣を育てるには、幸福な考え方を実践するだけでいい。幸せな考えをいくつも思い浮かべ、それを、毎日、数回、心に伝える。もし、不幸な考えが入ってきたら、すぐに止め、意識的に外へ押し出して、かわりに幸せな考えを取り込む。」(ノーマン・ビンセント・ピール)

<十勝川のハクチョウと夕日(清水町)、ニペソツ山(サホロスキー場から)、タンチョウ(鶴居村)>

2021年02月20日

体を動かそう

「心配事があるときに、あれこれ考えるのはやめよう。自分の推理は自らの首をしめることにしかならないのだから。そうではなく、腕を上げたりして体操してみるといい。あなたはその効果に驚くはずだ。」(アラン)

考えすぎて、心の疲労がたまったときは、体を動かし、汗を流して、スッキリしましょう。心と体は一体のものでお互いに影響を与えています。感情に負けそうなときは、行動してバランスを取って、ストレスをマネジメントしてください。

<斜里岳(網走市から)>

2021年02月27日

潜在意識の力

「成功も失敗も。豊かさも貧しさも。愛に溢れた人生も、孤独でわびしい人生も。現在の人生をつくっているのは、あなた自身のなかにある潜在意識です。潜在意識の無限の力を信じ、引き出せば、人生は瞬時に、欲するとおり、望むとおりに変わります。」(マーフィー)

 「自分を変えたい、自己変革したい」と思っても、なかなか思うようにはいかないものです。この壁を破るには、表面意識で認識したことや願ったことを、潜在意識まで落とし込むことが必要なようです。ジョゼフ・マーフィは、潜在意識の活用による夢の実現の大家ですから、その著作をお読みになれば、きっと参考になるでしょう。

<網走能取岬、芽室町、オジロワシ(網走)、エゾリス(帯広市)>

2021年03月08日

心の平静を

「人は穏やかになればなるほど、より大きな成功、より大きな影響力、より大きな善の力を手にすることができます。・・・穏やかさは力です。心にこう語りかけましょう。「鎮まりなさい。そして穏やかにありなさい」と。」(ジェームズ・アレン)

 あなたの心の湖面は、人生の途上で吹き荒れる風により、激しく波打ってはいませんか。そんな時は、静かな場所で、ゆっくりと息を吸い、おへその下(丹田)にまで降ろして、意識をそこにため、またゆっくりとお腹から息を吐き出してみましょう。何回か繰り返して、心の湖面が穏やかになることをイメージします。呼吸法とイメージングによって、心の平静を保つことができるのです。

<鶴居村、屈斜路湖、阿寒町>

2021年03月13日

春の訪れ

今年も北海道に、春がやって来ました。コロナ禍に翻弄される人間たちとは関係なく、大自然の営みは確実に繰り返されます。帯広市内の緑ヶ丘公園では、フクジュソウが鮮やかな黄色の花を咲かせました。池にはいつものカモの他に、オシドリの姿がありました。

2021年04月03日

クマゲラの春

 国の天然記念物クマゲラ。北海道と東北地方の一部に生息する大型のキツツキであり、バードウォッチャーにとっては、憧れの存在です。然別などで何回も観たことはありましたが、警戒心がとても強く、近くで撮影できたことはありませんでした。

 ところが、先日網走の能取岬に向かう途中で出会い、撮影することができました。私の存在に気づかなかったのは、たぶん恋に夢中だったからでしょう。

<クマゲラ(オス):1~3枚目、クマゲラ(メス):4枚目>

 

2021年04月20日

カタクリの花

 ピンク色の可憐なカタクリの花が咲きました。帯広市緑ヶ丘公園にある野草園では、4月中旬に咲き、29日の正式な開園日にはほとんどが散ってしまいます。また、鮮やかな黄色のエゾノリュウキンカや白いアズマイチゲも咲き始め、いよいよ北海道にも本格的な春がやってきました。今年は公園のサクラが満開になる日も、早そうです。

 

2021年04月24日

桜の園にて

 5月1日、コロナ蔓延防止のため外出自粛要請が出されるなか(北海道独自の札幌圏への往来自粛)、十勝の清水町公園に桜を観に行きました。連日の強風の下でも、桜たちはまだ頑張ってくれていて、その美しさを保っていました。 帰りには、近くの美蔓展望台から日高山脈と十勝平野の雄大な景色を目にして、満足して帰路につきました。良い休日でした。

2021年05月02日

胡蝶の夢

 5月中旬、今年も十勝地方では、オオバナノエンレイソウの白い花が野を賑わせています。白くて大きな花びらが、蝶が舞っているように見えるので、荘子の『胡蝶の夢』というタイトルをつけました。司馬遼太郎も、『胡蝶の夢』という作品で、陸別町を拓いた関寬斎を描いています。

 ここ帯広市野草園では、オオバナノエンレイソウのほかにも、シラネアオイ、ニリンソウ、サクラスミレなどが咲いています。これから7月にかけてが、花を楽しむのに最も良い季節です。

2021年05月15日

公園のモモンガ

 その大きな愛くるしい瞳で人気を集めるエゾモモンガ。帯広市緑ヶ丘公園にはエゾモモンガが生息しており、観察好機には、ファンが集まります。リスの仲間ですが、ムササビと同じく皮膜を利用して、滑空することができます。

2021年05月21日

スーパームーン月食2021

 26日(水)の夜、日本中が天体ショーに沸きました。3年ぶりの皆既月食で今年最大の月でもあることから、「スーパームーンの皆既月食」として話題になりました。北海道は天候に恵まれ、多くの地域で観ることができました。

 宇宙に心が向かうと、今抱えている自分の課題や悩みが小さく感じられます。時々、夜空を見上げて、大宇宙に心を遊ばせてみましょう。

 

2021年05月29日

キビタキとエゾカンゾウ

 明るく、のびやかな歌声と鮮やかな黄色が際立つキビタキは、北海道の初夏を代表する身近な鳥です。また、同じ時期に咲く花、エゾカンゾウ。こちらも黄色い花びらが特徴の明るい花です。どちらも、観る人に元気を与えてくれます。爽やかな初夏の風とキビタキとエゾカンゾウ。最高!

<撮影場所:帯広市野草園>

2021年06月09日

残照

日高の山に陽が沈んで行きます。今日もいろいろありましたが、辛い出来事は捨て去り、明日に持ち越すのはやめましょう。あの太陽に預けてしまいましょう。明日、また陽は明るく力強く昇るのです。

<撮影場所:芽室町>

2021年06月28日

ワッカの鳥

 ワッカ原生花園は、サロマ湖のオホーツク海側の砂州にあり、北海道遺産に選定されています。ハマナス、エゾスカシユリなど300種類ほどの草花を見ることができます。また、ここは多くの草原性の鳥を観察できるバードウォッチングの名所でもあります。

 赤いのどが目立つノゴマをはじめ、ベニマシコ、オオジュリン、ノビタキなど。のどかな歌声が、オホーツク海の浜風が吹く花園に響き渡ります。

 <エゾスカシユリ、ノゴマ、ベニマシコ、オオジュリン>

2021年07月10日

大雪山のお花

 7月中旬、猛暑の中、きつい登りに耐えて、大雪山黒岳の頂上に立ちました。そこでは、残雪の雄大な山容と可憐な高山植物たちが、優しく迎えてくれました。ピンク色のコマクサ、赤いエゾツツジ、薄紫のイワブクロなど。厳しい環境で咲かせた美しくも力強い姿がそこにありました。

2021年07月27日

夏の終わりに

 もう8月末、野山や道路脇には、黄色い花アキノキリンソウが咲き誇って、夏の終わりを告げています。それにしても、今年の夏は暑かったですね。これで、9月に例年並みに気温が下がれば、見事な紅葉が観られるのでは、と期待してしまいます。

<アキノキリンソウ、アキノキリンソウとテントウムシ、オオハンゴンソウ、エゾトリカブト    撮影場所:芽室町嵐山>

2021年08月29日

幸せの予感

 先日、芽室町の嵐山付近で散策をしていて、空を見上げると、太陽の近くにある雲が美しく彩られていました。彩雲(さいうん)です。太陽の近くを通りかかった雲が、赤や緑など様々な色に彩られる現象のことをいいます。古くから、良いことが起きる前触れと言われています。最近、少し落ち込んでいたのですが、改善されて良い方向に向かうような気がしました。幸せを予感させる風景に出会えて、ラッキーでした。
<撮影場所:芽室町嵐山>

2021年09月04日

然別湖のモモちゃん

 9月上旬のある晴れた日の昼下がり、然別湖の湖畔の遊歩道を歩いていると、エゾモモンガとばったり遭遇しました。モモンガはすぐに木の上に駆け上がりました。7、8メートル離れた樹上に登ったモモンガは安心したのか、そのまま動かなくなりました。私としては、飛んだり、駆け回ったり姿を撮影したかったのですが、彼(彼女)はまったく動こうとしません。30分ほど粘ったのですが、根負けしてその場を離れました。

 もう2年前のことですが、元気にしているかな?然別湖のモモちゃんにまた会いたいです。

2021年09月08日

然別湖のナキウサギ

 ナキウサギは、今からおよそ3万年前の氷河期、日本列島とユーラシア大陸が陸続きだった頃に渡って来ました。温暖化が進むに連れて、冷涼な高山帯に取り残されました。然別湖周辺は標高が800から1,200メートルですが、溶岩が重なり合ってつくる地形が、夏でも涼しい環境を保っているので、暑がりの彼らも住むことができるのです。

 駒止湖周辺、白雲山、東ヌプカウシヌプリの岩塊帯などでは、かなりの確率でその姿を観ることできます。冬眠をしないので、これから食糧を貯めるために、懸命に働きます。極寒の冬に備えて。

<撮影場所:然別湖白雲山>

2021年09月14日

然別湖と白雲

 敬老の日、然別湖を眼下に望む白雲山に登りました。湖畔の登山口からゆっくり歩くこと一時間半。山頂からの眺めは素晴らしく、青い空と湖、そして流れゆく白雲に心を遊ばせ、至福の一時を味わいました。ナキウサギも観ることができて、ラッキーでした。(写真は撮れなかったけどね)

2021年09月22日

山荘の紅葉

 鹿追町の福原山荘は私有地ですが、9月中旬から10月中旬までの約一月、一般開放されます。300本ほどのヤマモミジが植えられているほか、池や小さな滝もあり、ピーク時には見事な紅葉を見ることが出来ます。特に池に映る紅葉が素晴らしく、絶好のシャッターチャンスです。

2021年10月12日

秋深まる嵐山にて

 芽室町嵐山は帯広市から車で40分ほどの位置にあり、気軽にアウトドアが楽しめます。遊歩道、展望台、キャンプ場、スキー場などを備えており、こどもからお年寄りまで、一年を通して気持ちの良い汗を流すことができる身近なリゾートエリアです。

 晩秋の暖かく穏やかな日に訪れると、紅葉と動物たちが迎えてくれました。彼ら(エゾリス、コガラ、ヒヨドリ)も、厳しい冬が来る前の穏やかな一時を楽しんでいるかのようでした。

2021年10月25日

晩秋のエゾリス

 エゾリスはシマリスと違って冬眠はしないので、秋に木の実などを隠しておき、エサの少ない冬にそれを掘り起こして食べます。だから秋はとても忙しそうです。公園でも、木の実を土の中に埋めて、枯れ葉で隠している姿を見かけることがあります。「そんなところに隠したら、他のエゾリスに見つかっちゃうよ」と言いたくなることもあります。

「あっ、見られてしまったか。他のリスには教えないでね!」

<撮影場所 帯広市緑ヶ丘公園>

2021年11月12日

いつも身近にヒヨドリ

 ヒヨドリは公園や市街地の林でも見ることができる身近な鳥です。灰色が基調の地味な鳥ですが、声はピーヨピーヨと、賑やかです。果実や花の蜜、樹液などが好物です。日本以外ではほとんど生息しておらず、ある意味、日本を代表する鳥といえます。地味ですが。

<樹液を吸うヒヨドリ:音更町国見山>


2021年12月12日

2021年、ありがとう!

 今年もウィズ・コロナの苦しい年でした。それでも、東京オリンピックでの選手の躍動、大リーグにおける大谷選手の活躍、ゴルフの松山選手のマスターズ優勝、そして今月のホンダF1、30年ぶりのワールドチャンピオン獲得など、元気になる明るい話題もありました。

 時代の潮流がどうなろうとも、大自然とそこに生きる野生生物の美しさは、いつも私達に勇気と感動と安らぎを与えてくれます。来年は皆様にとって、より良い年となりますように。ありがとうございました。

<2021年セレクション:エゾモモンガ(帯広市)、クマゲラ(網走市)、エゾカンゾウ(帯広市)、ノゴマ(常呂町)、大雪山黒岳、彩雲(芽室町)、然別湖、福原山荘(鹿追町)>

2021年12月18日

メリー・クリスマス

 札幌や小樽などは、大雪で雪かきが大変のようですが、十勝はこの冬、雪が少なく、市街地ではほとんど積雪がありません。残念ながら本格的なホワイト・クリスマスとはならないようです。皆さんは、イブの夜、どのようにお過ごしでしょうか。

 私はお気に入りのクリスマス・ミュージックを聴きながら、セコマのクリスマス・オードブルとワインを楽しみます。では、メリー・クリスマス。そして、良いお年を。

<写真:12月の函館>

2021年12月23日

今年も明るく生きよう

 皆様、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。さて、今年はどんな年になるのでしょうか。コロナは収束するのか。緊迫する中国と台湾の情勢は。ばらまき政策の反動は。いつ起きてもおかしくない、南海トラフや千島海溝の大規模地震は。

 不安要素は、数多くありますが、あまり心配しても仕方ありません。備えをしつつも、未来は明るいと信じて生きて行きましょう。感謝の心や、夢と希望を持って明るく生きる人が増えれば、社会全体が幸福になると思います。

<網走市:能取岬の日の出と流氷、オジロワシ>

2022年01月01日

飛翔、オジロワシ

 大空を雄大に舞う空の王者オジロワシ。国の天然記念物で、絶滅危惧種に指定されている希少な鳥ですが、北海道の沿岸部ではかなりの確率で見ることができます。多くは3月下旬になると、北に帰って行きますが、北海道に残って繁殖するものもいます。ライバルのオオワシは、くちばしが、かなり大きいのですが、オジロワシのほうが、バランスがとれていて、より精悍な印象です。

 オジロワシがのんびり、悠然と空を舞う姿を見ると、心が躍り、空を飛んでみたくなります。いつまでも、飛翔し続けてほしいと願うばかりです。

<撮影場所:1から3枚目まで網走市能取岬、4枚目は十勝の豊頃町>

 

2022年01月18日

冬の王者 オオワシ

 オオワシは世界最大級のワシ類で、冬にオホーツク海沿岸部などに飛来します。オジロワシよりも、嘴が大きく、羽の一部や尾が白いのが特徴です。十勝でも、沿岸部や十勝川下流域で見ることができますが、オジロワシに比べると、見る機会は少ないようです。

 大きな体と嘴を持つその姿は、威風堂々としていて、冬の空の王者といえるでしょう。

<撮影場所:野付半島>

 

2022年01月29日

氷の花咲く

 十勝平野では、日高山脈から吹き降りる強風対策として防風林が道路脇に植えられ、四季折々の美しい景観が見られます。氷点下20度近い厳寒の朝、防風林に氷の花が咲きました。厳しい冬だからこそ、見ることの出来る、極寒の美。その透明な輝きが、心を洗い、癒やします。

<撮影場所:帯広市>

 

 

2022年02月04日

悲しみを乗り越えて

 思いもよらない事が起きてしまいました。大ジャンプと思って歓喜したのが、一転して悪夢へと変わってしまった。悲劇のように見えますが、天は高梨選手に試練を与え、更なる向上の機会を与えてくれた、とも考えることができます。四年後、一段と成長した彼女の姿を見ることを期待したいです。悲しみを乗り越えて、再び羽ばたけ!

<撮影場所:タンチョウ(鶴居村)、オジロワシ(根室市)>

 

2022年02月08日

冬の野付半島

 野付半島は、知床半島と根室半島の中間にある日本最大の砂嘴(さし)です。砂嘴(さし)とは、沿岸流により運ばれた砂が堆積して形成される、嘴(くちばし)形の地形のことです。夏はもちろん、冬の野付半島も見どころ満載。ネイチャーセンターも年中営業しており、枯れたトドマツが印象的なトドワラへも行くことができます。オオワシ、オジロワシ、エゾシカなどとの出会い、国後島を眺めながら、海抜数メートルの車道を走る爽快ドライブ。北海道でも有数のヒーリングスポットです。

2022年02月16日

タンチョウの舞

 絶滅危惧種にして国の特別天然記念物であるタンチョウは、北海道の道東を中心に生息する、国内最大級の鳥です。十勝や根室でも見ることができますが、やはり中心は釧路湿原を持つ釧路地方です。釧路では阿寒町や鶴居村で給餌をしていて、11月から3月の期間、給餌の時間になると多くのタンチョウが集まります。真っ白な雪と青い空を背景に、優雅に舞う姿は、感動ものです。

<撮影場所:阿寒町タンチョウ観察センター、鶴居村鶴見台>

2022年02月26日

春国岱冬景色

 春国岱(しゅんくにたい)は、根室市にある風蓮湖と根室湾の間にある砂州で、オホーツク海の海流により運ばれた砂が堆積して出来たものです。砂丘、干潟、草原、森林といった多様な環境がそろっていて、300種類の野鳥が記録されている、バードウォッチャー憧れのスポットです。冬はハクチョウ、オジロワシ、オオワシ、ユキホオジロなどを見ることができます。野付半島が近いので、遠方から来る方は、2~3日かけて両方を楽しむと良いでしょう。

 

2022年03月02日

氷の宝石

 十勝川の河口に位置する大津海岸。江戸時代末期から明治の開拓初期、内陸に道路がなかった時代、大津は漁港であるとともに、交通の要所でもありました。大津港に着いた後、夢と希望と不安を抱いて、開拓者たちは十勝川を舟で進み、帯広方面を目指したのです。

 豊頃町大津では、1月から2月にかけて、十勝川で出来た氷が、太平洋に流れ出して作られるジュエリーアイスが見られます。波に洗われて消えていく一時の宝石。開拓者が描いた、美しくも儚(はかな)い夢のような輝きが、心に染みます。

2022年03月12日

冬の可愛いらしいお客様、ユキホオジロ

 ユキホオジロは、ユーラシア大陸から北アメリカの北極圏で繁殖し、北海道に冬鳥として渡ってきます。数は多くはありませんが、サロベツ原野、網走地方、尾岱沼、春国岱などで観察することができます。雪が強風で吹き飛ばされた土の上で、草の実などを一生懸命食べている姿を見かけます。冬の可愛いらしいお客様は、そろそろ帰り支度に入ります。気をつけて、帰ってね!

<撮影場所:網走能取岬>

2022年03月23日

野鳥の楽園、濤沸(とうふつ)湖

 濤沸湖は、網走市と小清水町の間にある海跡(かいせき)湖です。かって海であった場所が隔離された湖ですが、海水が流入するので水量、塩分濃度が変化します。四季を通して約250種もの野鳥が訪れ、2005年にはラムサール条約にも登録されました。水鳥・湿地センターのある場所からは、湖の向こうに斜里岳を望むことができます。秀麗な斜里岳を背景に、オオハクチョウがのんびりと泳ぐ姿が、心を癒やします。

 

2022年04月02日

春を告げる希望の花

 春の訪れを告げる福寿草。名前の由来は「幸福と長寿」という縁起の良い花で、花言葉も「祝福、おめでた、幸せを招く、永久の幸福、希望」など明るいものです。鮮やかな黄色の花を見ると、元気になり、これから本格化する花の季節に期待感が高まります。

<撮影場所:芽室町>

2022年04月08日

残雪の遠山(とうやま)

 十勝帯広はアウトドア派にとっては、非常に便利なところです。広い十勝平野は、日高、大雪、阿寒という北海道を代表する山々に囲まれており、ほとんどの山の登山口に、2時間あれば着くことができます。山が遠くにあるので、空は限りなく広く、さえぎるものがほとんどない星空を楽しむことができます。

 4月から6月初旬にかけて、青い大空の下、遠くに望む山には残雪が白く輝き、新緑とのコントラストが美しい景観が広がります。

<日高山脈(1~2枚目)、大雪山十勝岳連峰(3枚目)、東大雪二ペソツ山(4枚目)>

2022年04月18日

春爛漫

 北海道でも、「春爛漫」の季節が到来しました。福寿草に続き、水芭蕉、エゾエンゴサク(水色)、エゾリュウキンカ(黄色)、カタクリ(薄紫・ピンク)などが咲いています。柔らかい日差しと爽やかな風の中で、散歩が楽しい。桜の満開も間近です。

<撮影場所:帯広市、芽室町>

2022年04月24日

桜の微笑み

 今年、帯広の桜の開花は平年よりかなり早く、すでに満開を終えました。わずか一、二週間の間に華々しく咲き、春風に吹かれて儚く散る美しさに、愛おしさを感じます。花言葉は「優美」、「あなたに微笑む」などです。来年、また桜が咲く時期に、世の中が平和でありますように。

<撮影場所:帯広市緑ヶ丘公園>

2022年05月03日

若葉のころ

 桜の時期も終わり、新緑が徐々に成長し始めました。広葉樹の葉は十分に成長しておらず、初々しい若葉の間からは、青い空と流れゆく雲がよく見えます。まだ葉が生い茂っていないので、野鳥も発見しやすく、バードウォッチングにも最適です。蚊やブユなども少なく、一年で最も過ごしやく、爽やかな季節です。

<撮影場所:音更町国見山ほか>

2022年05月08日

森の貴婦人

 5月の爽やかな風が吹き渡る十勝の平地の森では、オオバナノエンレイソウが満開を迎えています。茎の先端に三枚の大きな葉が輪生し、さらに三枚の白い花が咲くその姿から、「森の貴婦人」と呼ばれます。花言葉は「奥ゆかしい美しさ」です。帯広市野草園では、毎年見事な群落を見ることが出来ます。

 

2022年05月15日

春の阿寒湖

 阿寒湖は、阿寒摩周国立公園にあるカルデラ湖の一つで、帯広市から車で2時間半の位置にあります。特別天然記念物のマリモで有名ですが、湖畔にそびえ立つ標高1,370mの雄阿寒岳も印象的です。周囲は原生林に囲まれ、多くの動植物が生息しています。

 5月上旬、湖の遊歩道を散策していると、エゾシカと出会いました。さらに、クマゲラが巣作りをしている姿も見ることができ、ラッキーでした。巣の場所が遊歩道に近すぎるのが、少し気になりましたが、無事に子育てができますように。

2022年05月22日

青い鳥

 オオルリは、日本全国の森で見られる夏鳥です。「瑠璃三鳥」のひとつで、ルリビタキ、コルリとともに代表的な青い鳥として知られます。さらに姿だけでなく、さえずりも美しいので、「日本三鳴鳥」にも挙げられます。(オオルリ、ウグイス、コマドリ)。

 帯広市周辺では、岩内仙峡、国見山(音更町)、嵐山(芽室町)などで見ることができます。5月中旬、国見山で出会うことができました。美しい姿と鳴き声に癒やされました。

2022年05月30日

黄色い鳥

 キビタキは全国の森林で見ることができる夏鳥です。のどから胸にかけて、黄色ないし橙色が鮮やかです。さえずりも大変美しく、伸びのある元気な声が、森に響き渡ります。警戒心が比較的少なく、市街地の公園の林でも見つけることができます。見る者を元気にしてくれるキビタキ。大好きです。<撮影場所:帯広市緑ヶ丘公園、国見山(芽室町・音更町)>

 

2022年06月05日

自然の癒やし

「わたしたちは、自然の癒やしをもっと活用すべきではないだろうか。聖書の言葉を思い出すといい。”さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい”。つまり、静寂の力を望むのであれば、自らを静めるようにしなければならない。」(ノーマン・ビンセント・ピール)

<撮影場所:摩周湖、十勝岳連峰、大雪山赤岳、旭川市北方野草園>

 

2022年06月13日

夏鳥の競演

 1年中、同じ地域に生息する鳥を留鳥(りゅうちょう)といいます。これに対し、夏になると南から渡ってくる鳥を夏鳥、逆に冬に北から渡ってくる鳥を冬鳥といいます。この他に、繁殖はせずに通過するだけの旅鳥があります。

 夏鳥の代表的なものには、オオルリ、キビタキ、アカハラ、センダイムシクイ(写真はこの順です)などがあります。これらの鳥は、さえずりが美しいので、夏の野山や森林は、大変賑やかです。また、オオルリやキビタキのように姿も美しくて、被写体として魅力的な鳥も多いのです。夏鳥たちは、短い北海道の夏の森で、一層の輝きを放ちます。

<撮影場所:帯広市、芽室町、音更町>

2022年06月22日

夏鳥の競演(草原の鳥)

 今回は森林性の鳥に続き、草原の鳥の登場です。草原性の鳥は、河川敷や牧草地や耕作地にもいますが、バードウォッチングをするなら、海岸にある原生花園がお薦めです。その理由は、花と鳥を一緒に楽しめるからです。道東ならば、湧洞沼原生花園(豊頃町)、ワッカ原生花園(常呂町)、霧多布湿原(浜中町)、尾岱沼(標津町)などがあります。

 ノゴマ、ベニマシコ、オオジュリン、ノビタキ、コヨシキリなどが代表的な鳥です(写真はこの順)。なかでも、赤いのどが印象的なノゴマ、全体が赤いベニマシコが人気者です。

<撮影場所:ワッカ原生花園、帯広市十勝川河川敷>

2022年06月28日

野付半島の夏

 今年の冬に野付半島の様子をお伝えしましたが(2/16付)、あれから5ヶ月後、再び道東有数のヒーリングスポットを訪れました。帯広を早朝4時に出発したのですが、着いたときは9時近くになっていました。何せ、スピード控えめの安全運転なので。

 すでに多くの観光客が来ていて、静かにバードウォッチング、というわけには行きませんでした。人気観光地なので、鳥を見たいのなら、もっと早く着かなくてはならなかったようです。

2022年07月12日

春国岱夏景色

 今年の3月に冬の春国岱をご紹介しましたが、6月中旬、再びバードウォッチングの聖地を訪れました。ただ、春国岱の探鳥コースの多くは、現在通行できないのが残念です。早く修復してほしいものです。冬には多くのオジロワシを観察できましたが、北に帰る鳥がいるため、夏は個体数がかなり減少します。それでも、かなりの確率で観ることができます。

2022年07月17日

霧多布のエゾカンゾウ群落(湿原)

 霧多布湿原は浜中町にある湿原で、厚岸道立自然公園の中にあります。花の湿原とも呼ばれ、春から秋にかけて、多くの花が咲きます。特に見事なのが、6月下旬から7月上旬に咲くエゾカンゾウの群落です。エゾカンゾウの花は、少しオレンジがかった黄色で、気品がありながら、強さや明るさを感じさせます。元気をくれる花です。

2022年07月26日

霧多布のエゾカンゾウ(岬)

 霧多布岬は、車で湿原からテーブル状の霧多布半島を進んで行くと、10分ぐらいで着きます。駐車場から岬の先端付近まで遊歩道があり、灯台のある場所を過ぎて、さらに岬の先端付近まで歩いて行くことができます。アザラシやラッコが岬付近に生息しており、当日(7月上旬)は霧が深いなか、撮影はできませんでしたが、ラッコを確認できました。

 この岬付近も、湿原と同じ時期に、エゾカンゾウが咲き誇ります。荒々しい場所に咲く花は、湿原とはまた違った趣があり、より力強さを感じます。

2022年07月31日

大雪山旭岳

 北海道の屋根、大雪山系の最高峰である旭岳には、短い夏に多くの登山客、観光客が訪れます。ロープウェイに10分乗って、姿見の駅で降りると、その周辺は高山植物が咲き誇る、天上の楽園です。特に、旭岳の雄姿を背景に咲くチングルマの群落は、見事です。

 

2022年08月08日

北太平洋シーサイドライン(前編)

 十勝の広尾町から、根室の納沙布岬までの300㎞以上におよぶルートが北太平洋シーサイドラインです。中でも、厚岸町から浜中町を経て、根室半島に至る部分が、ハイライトです。愛冠岬、あやめヶ原(厚岸町)、霧多布岬(浜中町)、落石岬、納沙布岬(根室市)などの雄大な景観。オジロワシ、タンチョウ、エゾシカ、アザラシ、ラッコなどの多様な野生動物。

 開放感と爽快感に満ちたドライブを楽しんでください。ただし、脇見運転に要注意ですよ!

<撮影場所:厚岸町、浜中町>

2022年08月18日

北太平洋シーサイドライン(後編)

 北海道を代表するシーサイドドライブといえば、ひとつは石狩浜から稚内に至る日本海オロロンライン。ここは、美しく青い海と夕日、そして利尻島の雄姿を楽しめます。稚内から知床までのオホーツクラインは、穏やかなオホーツク海と流氷や、夕日と朝日の両方を堪能できます。

 今回、紹介しているシーサイドライン(釧路市、厚岸町、浜中町、根室市)は、海を間近に見ながら走る部分は少ないのですが、青い空と緑のコントラストが美しい道路を走ります。そして、所々で荒々しい太平洋の海や岬が現われますが、(納沙布岬以外は)駐車場から岬が見えず、数分から数十分かけて歩く必要があり、秘境の雰囲気を醸し出しています。

<撮影場所:根室市 落石岬、納沙布岬>

2022年08月25日

然別湖ナキウサギ日記①

 大雪山国立公園の南端に位置する然別火山群。然別湖はその山々に囲まれた堰止め湖です。標高800メートルの高さにあり、天上の湖とも言われます。この湖周辺から山頂にかけて、氷河期の生き残りナキウサギが生息しています。ナキウサギは、北海道とユーラシア大陸が陸続きだった頃に大陸から渡ってきました。氷河期が終わると、冷涼な気候でしか生息できないナキウサギは、北海道の高山帯に残されました。

 然別湖は北海道で最もナキウサギが観察しやすい場所で、道内各地からファンが訪れます。標高が低い湖周辺でもナキウサギが生息できるのは訳があります。その理由については、次回に。

 

2022年09月05日

然別湖ナキウサギ日記②

 8月下旬、然別湖畔の登山口(標高810m)から白雲山(標高1187m)を目指しました。出発して20分ぐらい登ると、強風による倒木で少し視界が開けた場所がありました。足を止めて、視線を少し遠くにやると、何とナキウサギが葉を食べていました。ここに来ると、鳴き声はよく聞くものの、姿を見ることは難しいのですが、この日はラッキーでした。警戒心の強い生き物ですが、食べることに夢中だったのかもしれません。

 然別湖周辺は、溶岩が積み重なってできているため、地下には空洞がたくさんあります。その空洞が断熱効果を生むため、夏でも低温が保たれています。そのため、冷涼な気候を好むナキウサギにとっては住みやすい場所なのです。

2022年09月15日

然別湖ナキウサギ日記③

 然別湖周辺は登山、釣り、ネイチャーフォトなどを楽しむために多くの方が訪れます。ナキウサギのほかにも、シマフクロウ、クマゲラ、ハイタカ、ルリビタキ、モモンガ、エゾシカ、オショロコマ(イワナの仲間)などの動物たちが生息する、自然豊かな場所です。地形的にも特徴があって、その恩恵を最も受けているのがナキウサギといえるかもしれません。

 稀少なナキウサギの撮影を楽しむのは良いのですが、そのために彼らの生息域に長時間張りつくことは、感心しません。餌付けまでして長時間粘る人達もいます。その根気は大したものですが、野生動物との付き合い方のマナーには反していると思います。野生動物とは距離を置いて、優しく見守ってほしいものです。

2022年09月24日

紅葉前線の始まり(旭岳編)

 日本の紅葉は、北海道の屋根である大雪山系から始まります。9月下旬、旭岳ロープウェイ山麓駅の近くにある登山口(標高1100m)をスタート。ロープウェイに乗れば、約10分で1600mの姿見駅に着きますが、歩くと2時間以上かかります。高層湿原を過ぎると登りが急になり、汗の量が多くなりました。疲れを感じ、立ち止まって振り返ると、紅葉の彼方に十勝岳連峰が見え、背中を押してくれます。姿見駅付近に着くと、旭岳の雄姿を背景に、清々しい青紫色のエゾヤマリンドウが咲いていました。

 

2022年10月07日

高原温泉の紅葉①

 大雪山高原温泉の沼めぐりコースは、一周すると4時間から5時間かかります。急な斜面や、川を渡る場所もあって楽ではありませんが、山岳と湖沼と紅葉が創り出す景観の美しさは見事です。「凄い」「素晴らしい」「美しい」という言葉が思わず出てしまいます。

 紅葉の見ごろ時期は、毎年マイカー規制が実施されます。大雪レイクサイト臨時駐車場から30分ほどの道のりですが、激しく揺れる大型バスの中で景色を見ながらいくのも、良いものです。ここは、ヒグマが頻繁に現れる場所なので、入山前にセンターでレクチャーを受けます。説明員の方のヒグマに対する優しさが伝わってきました。

 

2022年10月15日

高原温泉の紅葉②

 高原温泉の沼めぐりコースは、標高1,280mのヒグマ情報センターを起点として出発し、緑沼、大学沼、高原沼などの沼を廻っていきます。主要な沼には、センター職員が待機しており、時間になると、登山者に下山するよう誘導しています。食事のできる場所が限定されいて、火気の使用しての調理も禁止されています。ヒグマが頻繁に出現する地でありながら、事故が起きていないのは、環境省によるマネジメントがしっかりしているからでしょう。

 

2022年10月23日

滝と紅葉①恵庭渓谷

 恵庭市街から道道恵庭岳公園線を支笏湖方面に25分ほど車で進むと、恵庭渓谷があります。3箇所の代表的な滝があり、秋には紅葉と滝のコントラストが美しい景観を楽しむことができます。絶景ポイントの表示があり、初めて訪れる方も、撮影に適した場所がわかるようになっています。

 

 

2022年11月02日

滝と紅葉②夕張市滝の上公園

 道東自動車道「夕張IC」から札幌方面へ車で10分弱ほど走ると、左手に夕張市の滝の上公園があります。夕張川による浸食でできた迫力満点の滝が見物のこの公園は、春の桜、そして秋の紅葉の名所でもあります。帯広から札幌に向かうとき、時間があれば、この公園で一休みして、絶景を楽しむことをお薦めします。

2022年11月08日

2022皆既月食

 11月8日の皆既月食をご覧になりましたか。全国的に好天に恵まれ、各地から情報が発信されたので、直接は観なかった方も、SNS等で見られたことでしょう。今回は天王星の惑星食も重なり、話題となりました。次の皆既月食までは3年程待たなくてはなりません。そして、8年後北海道で金環日食が。楽しみです。

(1から6枚目は、ソニーサイバーショットM10Ⅳ。最後の7枚目は、望遠鏡ビクセン・ポルタⅡR130の像をスマホで撮影)

2022年11月12日

愛を与える小鳥

 「可愛い!」「妖精みたい!」と、今大人気のシマエナガ。シマエナガ本人は、自分の姿が人間に感動を与えているとは、思っていないかもしれません。それでも、彼らを見ると、幸せを感じる人が多いのは、彼らが「愛」を与えているから。それは、神様がシマエナガに与えた使命なのかもしれません。

<撮影:豊頃町、然別町>

 

2022年11月19日

冬が来る前に

 エゾリスは本州のニホンリスと同じ仲間で冬眠はしませんが、より厳しい冬を乗り越えなくてはなりません。秋にはクルミなどの食糧を集めて、地面や木の穴などに隠し、その場所を覚えておくのです。そして、食糧の乏しくなった冬に、雪の下から掘り起こして食べるのです。厳しい環境で生きる動物の智恵なのかもしれませんね。

<撮影場所:芽室町>

2022年11月29日

初冬の鳥たち

 年間を通して同じ地域に生息する鳥たちのことを、留鳥といいます。シジュウカラなどのカラ類、アカゲラなどのキツツキ類などが主な鳥ですが、彼らの生息域は広く、野山だけでなく、公園などの市街地でも見ることができます。12月上旬、市街地に近い野山を散策していると、これからやって来るであろう厳しい冬を前に、元気に飛び回る鳥たちが、小さな命を輝かせていました。

<シジュウカラ、ゴジュウカラ、ハシブトガラ、コゲラ、アカゲラ:帯広市、芽室町>

2022年12月07日

続初冬の鳥たち

 冬になっても、身近な地域に残ってくれる鳥たち。暖かい羽毛を持っているとは言え、極寒の北海道で生きることは辛いことでしょう。そのような中で、懸命に生きるその姿は、勇気と感動を与えてくれるし、励ましてもくれます。辛く苦しい時期があったとしても、環境を言い訳にすることなく、彼らのように力強く生きていこうと思いました。

<ヤマガラ、オオアカゲラ、ヒヨドリ、シマエナガ:芽室町、帯広市、豊頃町>

2022年12月11日

2022年の思い出

 今年も残すところわずかとなりました。大谷選手の進化、北京オリンピックにおける高木美保選手やロコ・ソラーレの活躍、サッカーワルドカップの侍ブルーの躍進など明るい話題があった反面、インフレに翻弄された年でもありました。

 このような厳しい環境のなかでも、相変わらず、美しい自然風景や野生生物たちが、私達に癒やしを与えてくれました。今年もほんとうに、お世話になりました。よいお年を、お迎えください。

<防風林、オオワシ、オジロワシ、ユキホオジロ、タンチョウ、オオルリ、霧多布湿原、旭岳、高原温泉沼、もみじ>

 

2022年12月28日

2023年の幕開けに

 明けまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。始めから暗い話で恐縮ですが、今年も大変な年になりそうです。まずは、混迷する政治やインフレが続きそうな経済に対する不安が拭えません。また、長引くウクライナ紛争に対する欧米の政策は、戦争拡大、核使用の懸念、エネルギーや食糧危機を招く恐れがあります。さらに、コロナも次々と変異株現われ、収束が見込めない状況。

 そのような乱気流時代の中でも、私たち一人一人は、環境のせいにしない自助努力の精神をもって、力強く、希望を持って生きていかなくてはなりません。風雨に晒されながら歩き続けて疲れたら、一休みして、ヒーリングフォトを見てリラックスしてください。皆様にとって、今年が幸せ多き年となりますように。

<撮影:2023年1月1日 豊頃町>

2023年01月02日

初冬の根室半島①

 日本の最東端にあたる根室半島。長さ約30㎞、幅約8㎞の細長い平らな半島は、納沙布岬、落石岬、風蓮湖などの独特な自然景観を有しています。半島を周回するドライブも、開放感に溢れ、爽快な気分を楽しむことができます。歯舞諸島などの北方領土が目の前に展開し、広大な国後島そして知床連山を遠くに望むロケーション。この地を訪れずして、道東ロマンは語れません。

<納沙布岬、ウミウ、オジロワシ>

 

2023年01月09日

初冬の根室半島②

  根室半島の付け根に位置する風蓮湖。面積は59㎢、海水が流れ込む汽水湖です。オオハクチョウの国内最大級の飛来地としても知られています。オホーツク海を隔てる砂州部分にあたるのが春国岱で、アカエゾマツの純林があります。数多くの野鳥が観察できるバードウォッチングの聖地でもあります。

 独特の景観が、大自然への畏敬の念とロマンを呼び覚まし、心を揺さぶります。

 

2023年01月15日

十勝川のハクチョウ

 この冬も、北方からオオハクチョウが元気にやって来ました。北海道には例年10月頃にやって来て、そのうち更に南を目指すものと、北海道で越冬するものとがいます。十勝では、十勝川などの凍結しない河川などで越冬しています。3月雪が溶け始めると、畑などで作物の残滓などを食べてスタミナをつけ、4月には遙かなるシベリアへと旅立ちます。10年以上前ですが、陸別町で、数千羽のハクチョウが集結し次々と飛び立っていくというドラマチックな風景を目撃したことがあり、とても感動したことを覚えています。その時の画像が残っていれば、紹介したいと思います。では、また。

<撮影場所:十勝川(幕別町)>

2023年01月21日

納沙布岬の夜明け

 日本最東端の岬、納沙布岬。日本一早い日の出が見ることができる場所として人気のスポットです。毎年、この最果ての地で初日の出を見ようと、多くの人々が訪れます。

 1月下旬、厳寒の日、午前6時、岬の駐車場に着き、日の出を待ちました。珍しく、私以外誰もいません。水平線近くの一点から、太陽が顔をのぞかせると、輝きは徐々に強くなり、光の帯が海面を走り始めました。母なる太陽が赤く輝き、その美しさを解き放った瞬間でした。

 

2023年02月02日

冬の野付風連自然公園①オオワシ

 ラムサール条約にも登録され、延長28㎞にわたる砂嘴である野付半島や、ハクチョウの飛来地として有名な風連湖などを有し、独特の景観と多様な動植物を見ることができる野付風連道立自然公園。1月下旬、この地を訪ねました。

 今回は空の王者、オオワシを紹介します。冬鳥として渡来しますが、風蓮湖では1月から2月にかけて、地元の漁師さんなどがエサを与えているので、オジロワシやオオワシが魚を取り合う、迫力のある姿を見ることができます。両者を比較すると、オオワシの方がやや大きく、嘴が大きいのが特徴です。オオワシの大半は、春になると北へ帰りますが、オジロワシの方は道内に残るものも多く、通年観察することができます。

2023年02月09日

冬の野付風連自然公園②オジロワシ

 冬の野付風連道立自然公園の素晴らしさを紹介する第2弾は、オオワシのライバル、オジロワシです。オオワシより嘴が小さいのですが、その分、顔つきは、より精悍に見えます。オオワシが冬の使者であるのに対し、オジロワシは通年観察できる身近な存在です。強風の中でも、大きくバランスのとれた羽と尾を一杯に広げて、上手に空を舞います。その姿は、雄々しくも美しい。オジロワシは憧れの鳥です。

<撮影場所:風蓮湖>

2023年02月15日

冬の野付風連自然公園③奇跡の半島

 野付半島は、知床半島と根室半島の中間にある、全長約26㎞の日本最大の砂嘴(さし)です。航空写真や地図でみても、その形状は独特であり、神が創られた、と思ってしまう奇跡の半島です。

 多様な動植物や美しい景観、間近に国後島や知床連山を望むロケーション、一度ここに来たら虜になってしまうでしょう。下の写真は、道の駅白鳥台から見たものです。山は両方とも国後島で、その下に野付半島の樹木と建物が見えています。まるで、同じ場所にあるようです。

<国後島と野付半島、エゾシカ、トドワラ、トドワラ(夕景)、ゴマフアザラシ>

 

2023年02月24日

流氷とオジロワシ

 冬のオホーツクの代名詞といえば、流氷です。日本人ならば、一度は見ていただきたい大迫力、大感動の風景です。流氷の起源は中国とロシアとの国境付近にあります。アムール川からオホーツク海へ流れ出る淡水が海上で凍ったものが、南下しながら成長したものです。このアムール川流域は古くから北海道と交易があり、謎の多いオホーツク人とも関連があるとも言われています。

 流氷上では、オジロワシやオオワシ、アザラシなどが休んでいる姿を見ることができます。エゾシカやキタキツネなどが歩いていることもあります。今回はオジロワシの特集です。

<撮影場所:能取岬>

2023年03月01日

能取岬の夜明け

 網走市の能取岬は、能取湖の東側に位置し、オホーツク海に突き出た高さ40~50mの断崖です。北には浅い岩礁を緩やかに流れる海、東には斜里岳や知床連山を望むことができます。1月下旬から3月上旬にかけては、北から南下してきた流氷に覆われ、多くの観光客が訪れます。

 厳しい寒さの朝、知床連山から昇る太陽が海面や流氷を照らし出しました。足下では、雪の結晶が、キラキラと輝いていました。

2023年03月17日

シマエナガ

 今や圧倒的な人気者、シマエナガ。ぬいぐるみ、お菓子、木工品などなど、商品の売り上げにも貢献しています。低山の林に棲む留鳥で、自然林の多い公園にも現われますが、動きが早く、写真を撮るのに苦労します。本州のエナガは、目の上に黒い線がありますが、シマエナガはこれがないのが特徴です。一人勝ちの状態で、他の鳥がかわいそう?

<撮影場所:常呂町 ワッカ原生花園(2月)> 

2023年03月30日

春が来た

 北海道にも春が来ました。冬の厳しい寒さを耐え抜いて、花々や動物たちが活動を開始しました。花の世界では、まず鮮やかな黄色い花を咲かせる福寿草、続いて小さな体に大きな白い花を持つアズマイチゲ、青色の小さな花が集まったエゾエンゴサクが野山や公園を彩ります。

 鳥の世界では、恋の季節が始まり、オスとメスが追いかけあい、恋人をめぐってのバトルが、あちこちで見られます。みんな、幸せそうです。

<撮影場所:帯広市緑ヶ丘公園、音更町国見山>

2023年04月10日

北帰行

 越冬のために日本に渡ってきたハクチョウたちは、2月から3月にかけて、遠くシベリアを目指して北へ帰っていきます。3月下旬から4月上旬に、最後の中継基地である北海道に集まって来たハクチョウたちは、畑の作物の残滓などを食べて栄養を蓄え、北へと旅立つのです。

 さようなら。無事に故郷へ帰ることができますように。そして、今年の冬に、また元気な姿をみせてね。子供たちと一緒に。

 <撮影場所:陸別町>

 

2023年04月15日

緑ヶ丘公園の桜

 緑ヶ丘公園は、帯広市を代表する総合公園で、百年記念館、児童会館、美術館、児童遊園など充実した施設があります。自然も豊かで、エゾリス、エゾモモンガや多くの野鳥を観察できる公園です。そして、桜の名所でもありますが、今年は開花が例年より早く、多くの市民の方が楽しんでいました。

2023年04月29日

瑠璃色の天使

 雪の妖精といえば、今や人気絶頂のシマエナガですが、今日ご紹介するのは、瑠璃色の天使です。その名は、ルリビタキ。瑠璃色とオレンジ色のコントラストがとても美しい、そして可愛らしい鳥です。背中から頭頂部にかけて、きれいな瑠璃色になるのはオスで、メスは尾だけが青くなります。北海道では、高地の針葉樹林帯に多くが生息していて、シマエナガのように市街地や公園では、見ることができません。

 瑠璃はパワーストーンのひとつであるラピスラズリを表すことばです。古代から装飾品などに使用され、幸運をもたらす力があると言われてきました。ルリビタキを見ると、幸せになれるかもしれませんよ。

<撮影場所:然別湖周辺>

 

 

2023年05月15日

能取岬に陽は昇る

 網走の能取岬は、お気に入りのパワースポットです。ここは、季節にもよりますが、荘厳な日の出と、ロマン溢れる夕陽の、両方を堪能できる場所です。いつもは、灯台のある岬の岸壁から見るのですが、この日はその灯台付近から昇る朝日を狙いました。太陽が、岸壁の向こうに隠れてしまわないか、ハラハラしながら日の出を待ちました。

 午前3時40分頃、太陽は期待どおり、その姿を見せてくれました。雲が多く、丸い形は見ることができませんでしたが、その一瞬の美に酔いしれました。

 

2023年06月01日

初夏に歌う

 6月、爽やかな風が、緑の香りをのせて吹きわたります。まだ、虫も多くはないので、森林浴には最適の季節です。野山では、キビタキ、オオルリ、クロツグミ、イカルなど、歌の名手たちの競いあう声が響きます。人の血を狙う虫たちが、本気になるまえに、鳥たちのコーラスを楽しみましょう。

<撮影場所:芽室町。キビタキ、オオルリ、クロツグミ、イカル>

 

2023年06月11日