紅葉前線の始まり(旭岳編)

 日本の紅葉は、北海道の屋根である大雪山系から始まります。9月下旬、旭岳ロープウェイ山麓駅の近くにある登山口(標高1100m)をスタート。ロープウェイに乗れば、約10分で1600mの姿見駅に着きますが、歩くと2時間以上かかります。高層湿原を過ぎると登りが急になり、汗の量が多くなりました。疲れを感じ、立ち止まって振り返ると、紅葉の彼方に十勝岳連峰が見え、背中を押してくれます。姿見駅付近に着くと、旭岳の雄姿を背景に、清々しい青紫色のエゾヤマリンドウが咲いていました。

 

2022年10月07日