然別湖ナキウサギ日記②

 8月下旬、然別湖畔の登山口(標高810m)から白雲山(標高1187m)を目指しました。出発して20分ぐらい登ると、強風による倒木で少し視界が開けた場所がありました。足を止めて、視線を少し遠くにやると、何とナキウサギが葉を食べていました。ここに来ると、鳴き声はよく聞くものの、姿を見ることは難しいのですが、この日はラッキーでした。警戒心の強い生き物ですが、食べることに夢中だったのかもしれません。

 然別湖周辺は、溶岩が積み重なってできているため、地下には空洞がたくさんあります。その空洞が断熱効果を生むため、夏でも低温が保たれています。そのため、冷涼な気候を好むナキウサギにとっては住みやすい場所なのです。

2022年09月15日